[育休01] 育休「分割取得」可能に

 日本は世界と比べて、男性の育休取得率がとても低い国です。

 2020年度の厚生労働省「雇用均等基本調査」のデータによると、日本の育休取得率について、女性は81.6%に対し、男性は12.65%と世界的にかなり低い数字です。*1

 2019年度の男性の育休取得率は7.48%。2020年度が12.65%です。伸び率としては高いのですが、まだまだ男性がなかなか育休に参加できないというのが現状です。

 そこで、男性の取得率を上げるため、2022年10月1日から、産後パパ育休(出生時育児休業)が創設され、さらに育児休業の分割取得ができるようになりました。*2

 「産後パパ育休」の大きなポイントは以下のとおりです。

・通常の育休制度とは別に取得できる

・子どもが産まれて8週間以内であれば、4週間まで分割して取得することができる 

・育休を始めたい日の2週間前でも申請できる

・2回まで分割して育休を取得できる

 日本の男性の育休取得率が向上していけば、これまでキャリアや子育ての面で大きく占めていた女性の負担も、少しずつ軽減させることができるかもしれません。

(相談先)雇用環境・均等部(室)所在地一覧(令和4年1月11日時点)

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