[賃金01]賠償予定の禁止
労働契約で取り決めたことを従業員が守らなかったときに、会社が違約金として給料から差し引くのは違法です。
たとえば、
「大型トラックの資格取得代50万円を会社が負担し、運転手が1年以内に辞めた場合は、運転手の給料から50%(25万円)を差し引く場合」
「講習を受けた従業員に、講習を受けた期間の2倍の期間働き続けるよう指示し、途中で辞めた従業員に対して一定額の弁償額を課す場合」
などです。
つまり「賠償を定めて、一定期間働かせることを予定すること」は、違法とされています。
もし退職したときに、給料から違約金などが差し引かれて払われていた場合は、労働基準監督署や弁護士などに相談すると対応してもらえます。
(労働基準法第16条関係)
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